昨日の金曜ロードショウ、金ロー見ました。
「タイタニック」やっていましたね。
先週と昨日、前編後編でやっていました。
懐かしさと、思い出が蘇って嬉しくて悲しくて。
1997年公開、もう24年も前の映画なんですね。
ローズが手にする、「碧洋のハート」ブルーダイヤモンド
本物なら誰もが欲しがる、ジュエリーではないでしょうか。
このジュエリー、ダイヤではなくサファイヤなどで同じような形の物が
通販などで売られています。
色付きの石、私は宝石の中で色が着いている石をそういっていました。
色付きの石は買い取る時
大きさにもよりますが、あまり価値がありません。
「碧洋のハート」ぐらい大きければ値段は付きますが
小さいものは、実はあまり価値が付きにくいのです。
宝石は宝石店で買うと高いけど、売る時は二束三文とはよく言ったものです。
宝石の王様ダイヤモンドも然り
ダイヤモンドは買った値段の10分の1は良い方で、100分の1はざらです。
値段が付くのは鑑定書があり、出何処がはっきりしている物は付きやすいです。
石に価値がないから買い取らないとは限りません、
石に付いている土台、これに価値があることがよくあります。
そこそこのジュエリーは土台がプラチナや18金が使われています、
さらに貴金属相場が高い水準にあるので、土台だけで高価買取が
可能な訳です。
私は当時、石を外してパケ袋に無造作に入れていました。
土台は金庫に、石はその辺に置いて少し宝石が可哀そうと思ったくらいです。
ではこの石、使い道がない分けではありません。
お客様から鑑定する時、石を外して金属を計れればいいのですが
出来ない場合、この石が役に立つのです。
パケ袋には大小様々な石が入ってありましたので、同じ様な大きさの石を探して
計れば、大体の金属の重さなどが分かるからです。
お客様でジュエリーに思い入れがある方などは、繊細に扱わないと
買取が出来ない場合もあります。
そうローズの様に、思い入れが強いと
価値の有る宝石も海に投げ捨ててしまうのですから。