ヤフーニュースで堀ちえみさんのブログが出ていました。
読んでみると、着物の買取!
堀ちえみさん、流石ですね
業者の営業トークを記憶している所は、厳しい芸能生活の賜物でしょうか!
「当時は高価な品でも
今需要のない柄などは高く買い取れません」
この言葉、お客さんの心を挫くボディブローです。
期待感をなくさし、買値と売値が違いますよ
現在の相場観をそれとなく諭て
過去の値段は通用しないと教えます。
ここで、お客様は少し抵抗してきます。
「じゃあいくらなんだ」と値段が先行すると厳しいので
その時は、出来るだけソフトに真綿で首を絞めるような如く話すと、物別れも防げますし、その後の展開も容易くなります。
「今は売り手が多いので
中古の着物が余っている状態です」
次に供給を教えます、物が余っているから安くなりますよ
着物の生地や帯など、それとなく聞き、お客さんが着物に詳しいか軽くテストクロージングする。
ここで着物が正絹がどうか、それが分かるかどうかなど
ジャブを打ちます。
堀さんのブログに書いてある様に、
大概の人は買った値段は知ってますが、生地は知らないなんて話はよくあります。
正絹は知らないが、ポリエステルは知っている。
ポリエステルは安いと言うイメージ操作をして、客を納得させる。
ここまでくれば、後は赤子の手を捻るが如く
容易く買取が出来る訳です。
「買い取り対象外」
ここで、対象外のラッシュで戦意喪失させます。
この対象外は買取屋の大きな利益になる事もありますから
とても大事で要のトークになります。
ブログでは「説明と理由をお聞きしました」とあります
業者さんはきっと上手に話をなされる方だったんですね。
「買い取り対象外なものは
持ち帰られますか?
それともこちらで処分しますか?」
最後のこの言葉、これで収益確定です。
「買取対象外は引き取ってもらいました」
完全ノックアウト、勝者「買取業者」となった訳です。
文末に「いい勉強になったよ」
これは買取屋にとって最高の誉め言葉ではないでしょうか
知識の価値が認められ、そして対価が付いたと思います。
松本千秋だったら、勉強勉強勉強と連呼するんだろうか
この業者さんは、教官と言われたのかな