6月23日
「アナザーストーリーズ運命の分岐点」豊田商事事件 時代が生んだ悲劇を見ました。
実は私の所にはよく詐欺話が持ち込まれます、下記参照
そして、色々な人を紹介されます、その内の一人でHさんと言う方がいました。
Hさんは、私にあれを買えこれをやれなど一切いわないので、たまにお茶をして雑談に花を咲かせていました。
Hさんは私よりもずいぶん年上ですが、妙に気が合い
(年上の人に失礼かもしれませんが)
親しくさせて頂いていました、22日夜半こんな時間にめずらしく電話があり、
明日のNHKBSのアナザーストーリーズを録画してくれないかと、頼まれました。
私は快くいいですよ、DVDに落として差し上げますからと返事をして、
電話切りました。
今日、Hさんが家にはDVDがないので、事務所に伺ってもいいかと電話があり
昼過ぎにHさんが神妙な顔つきで訪れました。
Hさん、「わずらわしい事を頼んで申し訳ないね」
そんな事ありません、お安いご用ですよ。
私も見ていないので、一緒に見ましょう。
いつもは、軽く冗談を言いながらソファーに座るのに、今日に限って真面目な顔で
モニターをにらんでいました、私も何かありそうだと思い、黙って再生ボタンを押し
昨日録画した、アナザーストーリーズに目をやりました。
この番組の進行役が松嶋菜々子ちゃん、ちゃんと言うのもおかしいですね、
月9「やまとなでしこ」見てましたよ、可愛かったですね、でもその頃は矢田亜希子の
方が好きだったな!
二人とも子持ちのお母さんになっちゃって、う~ん年齢を感じます、うん・うん。
アナザーストーリーズの内容は「豊田商事事件 時代が生んだ悲劇」
豊田商事事件、覚えてますよまだ子供でしたけど、詳しい事は知りませんでしたが
今となっては詐欺事件の代表格ではないでしょうか。
DVDを見ている時、Hさんは時折「何が~何も知らないくせに」とぼやいていました。
約1時間の内容で、豊田商事永野一男会長が刺殺された現場、過去の経歴とその後の
被害者救済の為「平成の鬼平」中坊公平弁護士の功績などが伝えられていました。
熱いお茶をだして、一息ついたところで、Hさんが衝撃発言!
「わしはこの会社に居たんだ、永野会長のことは本当に尊敬していた、
わしより年下だけど、唯一頭を下げた人だ」
え・え・えーーー
本当に?
「1985年6月18日この日の真実を教えてあげるよ」
「永野会長は覚悟を決めていたんだよ、この日八尾空港から自家用ジェット機で香港に逃げる予定だったんだよ」
大阪の事務所から屈強な社員を連れてマスコミ対策をして、マンションから脱出して
車で八尾空港に行く計画をしていたんだけど、
会長が「もういい」と断ったんだ。
「本人はどこかで感じとっていたんじゃないかな」
永野会長は酒もタバコやらん、極悪人とテレビで言われるけど、そんな事はなく
頭の切れる、真面目な人だったんだよ。
こんなテレビで色々言われるけど、聞いていて腹が立つ
Hさん、それはしょうがないよ、だって詐欺会社のトップなんだから!
何を言う、ちゃんとした人だったんだぞ
それは、Hさんが身近にいたから言うけど、逆の立場だったらそうは言わないでしょ。
物事なんでも、表裏があるじゃないですか。
それはそうかもしれないが、テレビのアナウンスが悪人と決めつけた言い方が、
気にいらない。
「今日はちょっと用事があるから、失礼するよ、ビデオありがとう」
いやじゃなかったらもう少し詳しく話して頂けませんか?
「明日電話しますから」
わかりました、お電話お待ちしています。