あれから幾日過ぎたかな～
机に置いてあった携帯がチカチカと点滅している
手に取ると、液晶に山本山！
え～マジで
出たくはないけど、生真面目な性格？かな・・・
もしもし、ご無沙汰してますと元気な声
何もなかったのように、あいさつと近況をすませ、
明日時間ありますか、と何時ものフレーズ
私、本当は忙しい、いや本当にいつもは忙しんですよ（笑）
偶々、明日時間が空いていたので、いいですよと又簡単に返事してしまいました。
明日、銀座でお会いしましょう、１丁目辺りなので京橋２番出口を出たとこで
電話くださいとの事。
翌日、４番出口を出て携帯に手を掛けたところ、山本山さんから声がかかる。
こっちこっちと大きな声で呼ばれ、少し恥ずかしながら呼ばれる方へ
高速道路を潜って交差点角のケーキ屋二階の喫茶店に
私、今日は、と聞こうとしたら、いつものマシンガントークで
とても良い話で是非あなたに聞いて頂こうと、今日お呼びしました。
あなたの人生が変わる話で、普通の人には絶対行かない話です
私はこれで将来安泰だと思っています
特別な人だけ、招待されていますので来てる人はVIPばかりです。
その中に、貴方も入っていますから！
私、とんでもない、とてもとてもそんな身分ではありませんから。
出来るものなら、辞退しますよ。
山本山さん、そんな事ない、私の紹介ですから大丈夫です。
私、渋々承諾。
今から行く処は、国際弁護士事務所で、誰でも行ける処ではありません。
セキュリティーもしっかりしていて、変な人は入れません
そこで、限られた人だけが聞ける話です。
私、内容はと聞くと、山本山さんは難しい話なので私が説明すると
誤解が生じるので、今から行きますから、そこでしっかり聞いて下さいと
言った時、どうやらお仲間がVIPを連れて喫茶店に現れました。
お仲間とVIP（そうは見えないけど）、私達の横に座って話だしました。
どうやらカジノが、どうのこうのと言っているのが聞こえて、
山本山さんに、カジノ案件ですかと問いますと
カジノであってカジノじゃない ベンベン って
なんか昔テレビで、漫才師がやっていた押し問答の様な答えで
もう笑うしかないですね！
時間ですから行きましょうと促され、お店を出ると
国際弁護士事務所だから、時間が限られています
ちゃんとした所は、厳しいのよ、なんて言われてもね・・・
喫茶店を出て、２～３分だったかな？
某ビルの何階は忘れた、エレベーターを出て正面の電話で来訪を告げると
扉が開き、右手のドアに国際弁護士事務所と書いてある
その隣の、何も書いていない６畳ほどの会議室に通される。
怪しい雰囲気満載です
部屋には数人が来ていて、話が盛り上がっていました
私、トイレに行くふりで、部屋の外へ
通路にいた弁護士事務所の人に、隣と顧問契約などされてる関係ですか？
と尋ねると、まったく関係ありませんとの事。
怪しさ急上昇↑ どうやら同じフロアーだっただけ？
素知らぬ顔で、部屋に戻り山本山さんと雑談
女性スタッフがでは今から始めます
講師は太谷賢治(仮名）太いじゃなくてその逆（笑）
この方、関西弁で話し如何にもって感じ、私は完全に疑いの目
経歴が曖昧で、裏が取れないことばかりで全部口張り
内容は、アフリカの某国のカジノ利権を持っている唯一の日本人です
この会社の社債を買わないかと言う話。
会社は合同会社で詳しい詳細は無
カジノを運営する会社なので、潰れませんし、近いうちに
ファイブスターホテルを買収します、さらに証券会社はもう買収しました
ただ、証券会社の名前を言えませんって・・・なんじゃそりゃ
なぜか？証券会社名を以前言ったらその会社に電話が殺到したそうです
買収は上層部しか知らないから、むやみに電話されると困るそうです。
そんな子供の様な言い訳で投資する人がいるのかな？
聞いただけで、なんか馬鹿々々しくあきれました。
とてもとてもあまりにも稚拙すぎて、投資の対象にはなりません
それどころか、こんな人たちにお金をくれてやる様なもの
話が終わり、退席しようとしたら、女性があれ、参加しないのですか？と
私に問うので、私は参加したいけど、どこのホテルと証券会社を買ったのか
教えて頂ければ検討しますと答えると女性はそれは、来月発表されます
その時は、もう参加できませんよだって！
私、来月の発表楽しみにしています、みなさんの成功をお祈りしていますと告げて
退出。
この辺りから、山本山さんの狙いが垣間見えて来ました。
翌月、山本山さんに電話してみました
あの前回のウズとか言う会社でしたっけ太谷さんだっけ細谷さんだったかな
投資話？どうなりました
証券会社発表されましたか？
証券会社は守秘義務があるから教えられませんだって
私、そうですかでは失礼します・・・
ネットで検索すると出ていました
キャタリスト証券株式会社の7/22トピックス
当社を装った勧誘行為にご注意下さい
なるほどね、それは言えないね（笑）
でも、まだ山本山さんは諦めていなかった！！！
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